子供のスポーツあれこれ

2021年01月03日

◎「野球」「サッカー」「バスケットボール」「水泳」「剣道」など、子供たちはそれぞ れ自分の好きな種目のスポーツを習ったりチームに入ったりして、日々スポーツを 楽しんでいます。「親としては、このままずっと少しでも長く続けてほしいと願うばかりです。」とは、よく保護者の方から聞く言葉です。

 ◎ところが、小学校高学年から中学校あたりにいる子供たちの中に、今自分が取り組んでいるスポーツに迷いや悩みが出てくることがあります。運動能力や技能が優れていてもです。 

◎「サッカー」を例にあげます。キック力、ボールコントロール力、走力が優れているだけでなく、瞬時に全体の状況を冷静に判断する力、味方や相手選手の意図や動 き方を予測する力、それらを素早く判断して状況に応じたポジショニングをする力 などが必要になります。小学校低、中学年くらいまではよいのですが、学年が上が るにつれ、ゲームの中で要求されるレベルが高くなってきます。能力や技能がどん なに優れていても、チームメイトとの関係がうまくいかなくなったり、「うまくで きない」と悩むようになったりします。

 ◎学年が上がるほど「自分のタイプを自分で知る」ことが大切になります。能力や技 能が高くても、ゲームの中でのチームプレイやチームワークを大切にした行動が苦 手な場合は、種目を変更することで道が開けることがあります。中学校までサッカ ー部にいて、高校から陸上長距離に転向して活躍した選手もいます。チームプレイ が苦手でも、走力と持久力が大いに生かせますからね。陸上競技の他、テニス、卓 球、水泳、剣道などがチームプレイよりは個人競技に近いでしょう。サッカー、バ スケットボール、バレーボールなどはチームプレイの力がかなり要求されます。野 球はチームプレイが大切ですが、ポジションの役割や動きが明確なので、個人競技 の要素も入っているでしょう(特に投手は)。

 ◎子供時代はいろいろなことにチャレンジし、いろいろなことを経験してほしいです。 三日坊主でもかまいません。その中で「自分のタイプ」をだんだんと理解するようになり、「自分のタイプ」を前向きに大いに生かそうとするようになってほしいと願っています。  

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